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心の抽斗には、強烈にして鮮明なる記憶・何人たりとも不可侵である自由な思想が大事に仕舞われている。この世に唯一の、自分だけの心の財産を想いのまま文章にしてみよう。
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  • 04/23/18:56

07.14.00:58

漫画で読めるミステリーっていいね

ここ暫くRO活動が放置状態のままのため書くネタが妙に少ない気もしてきましたが
やる気が起きるまで少しばかり休息期間なんだなと思ってやってくだされ。
(7/14の新パッチの内容を知ればやる気が起きることを願おう…)


さて、今回は漫画文庫のご紹介になります。

タイトル:東野圭吾ミステリー傑作選
出版:秋田書店
原作:東野圭吾
作画:沖本秀子・風祭壮太・浦川まさる&佳弥

この傑作選には
 浪花少年探偵団(しのぶセンセシリーズ)
 加賀恭一郎シリーズ
 スチュワーデス名探偵の事件簿

の3つの短編シリーズものが掲載されております。

実は自分は、東野作品というと「容疑者Xの献身」くらいしか読んだことがなかったので
上記の3編の話の内容とか全く知らずに純粋に楽しく読ませていただきました。

内容としては、3編の主人公がそれぞれ全く違うタイプな人物なためか
事件の捜査の仕方からトリックの解明までそれぞれの主人公に相応しい?感じでの
物語の進み方がはっきりとわかりやすくて読みやすかったのではないでしょうか。
(たまに前のページに戻って確認のために読んでしまうこともありましたが)

また、絵で魅せるという漫画家さんたちの力量も流石プロと言うべきでしたね。
こういう事件ものはどうしても説明やら人物の台詞が多くなってしまって
読みにくくなりそうなところを絵と台詞のバランスを考えてなのでしょうか
何とか説明めいた感じにはなっていないかなぁってところでした。
まぁ、恭一郎シリーズのほうは恐らくは古畑形式(コロンボ形式)であり
若干他のシリーズよりも台詞が多かったのは犯人との駆け引きのためなので
ある程度は目をつぶることにしましょうかね( ´ー`)


個人的には、しのぶセンセシリーズが一番好きだったかもしれないかな(*´Д`)
平成の世にこんな情の厚い教師が果たしているのか疑問ではありますが
しのぶセンセが担任だったら学校生活がとっても楽しそうだなぁとは思いましたねぇ。
ちなみに浪花少年探偵団の作画担当をされました沖本秀子氏は現在
オキモト・シュウ名義で「神の雫」を連載されているとこことです。
あれだよあれ、以前亀梨が主演でドラマやってた視聴率が…だった作品ですよ(;´Д`)


とまぁ、ミステリーな原作を漫画化したものを今回はご紹介してみましたが
いつかは東野氏の原作もしっかりと読みたくなる面白みのある漫画文庫でございました。
もし、興味を持たれた方は書店で漫画文庫コーナーで探してはいかがでしょう。



<ちょっと追記>
先ほどしのぶセンセシリーズをウィキペディアで調べてみたら
どうやらこの作品は以前ドラマ化されており、
竹内しのぶ先生役がなんと山田まりやさんだったそうです。
ちょっと時代を感じてしまうよね、当時(2000年10月)のキャストとか見てみると。
もし今の時期にこの作品をドラマ化(リメイク)するとしたら
果たして誰が主演になるんだかなぁ…。

う~ん、綾瀬はるか?深田恭子?藤原紀香?加藤ローサ?菊川怜?常盤貴子?
まさか仲間由紀恵じゃ「ごくせん」だしなぁ(;´Д`)
正直言って人選難しすぎます、今の旬な女優さんをよく知らないのもあるけど
関西弁が似合う気の強そうな美人教師の風格をだせる女優さんっていったい誰なんだ??

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07.08.00:35

笑える日本語再発見?

今回ご紹介する本は、つい最近まではどの書店で探しても
在庫なしの売り切れ状態になるくらいになったといわれる一品でございます。

 
タイトル:日本人の知らない日本語
著者:蛇蔵&海野凪子
出版:メディアファクトリー
定価:880円(税別)
ISBN:978-4-8401-2673-1


簡単に内容を説明しますと、日本語学校の教師である凪子先生と
外国人の生徒たちが繰り広げるとても愉快でしかも為になる話が満載だったりします。


中でも意外と知らなかったのはものを数える単位である助数詞だったりします。
例えば、枕は「1基、2基」 山は「1座、2座」 蝋燭は「1挺(ちょう)、2挺」と言うように
若しかしたら小中学校で色々と習ったのかもしれないけど
日常生活の中で割と頻繁に使うものしか憶えていなかったのかもしれませんね。

他にも敬語の区別とかもなかなか興味深いものがありました。
例えば、「差し支えなければ」と「恐れ入りますが」の使い分けのポイントって何でしょう?
凪子先生曰く、相手に断る余地をどれくらい与えるかの違いだそうです。

 高  差し支えなければ (相手は断ってもいい)
 ∧
 |  <相手の断る権利>
 ∨
 低  恐れ入りますが (へりくだっているがある程度強制力がある)


敬語は仕事上などでは常に活用せねばならないものですので
機会があったらビジネス系とかの敬語の本で勉強したほうがいいですよね…。
目上の方には粗相のないよう充分気をつけないとならないものですし。

ところで「頑張れ」って言葉は実は目下の者を励ます言葉であることをご存知でしたか?
目上の方に対して頑張れと言うのはふさわしくないそうでして
代わりに「お疲れの出ませんように」と言うのがよろしいそうですよ(・∀・)
目上の方には「ご苦労様」とは使わず「お疲れ様」を使うのと同じ要領ですね。


他にも思わず爆笑してしまうところとかもあったりしました。
自分の中で一番面白かったものとして
上品なフランス人で国に帰ればお家はシャトーというまさに本物のマダムな方が
まさかの任侠風な自己紹介を披露してしまうというギャップが凄すぎるの一場面もありました。
彼女は任侠映画マニアでして、任侠映画DVDを教科書として日本語を学んだとのこと…。
好きなものだからこそ憶えられたんでしょうね、でもドスのきいたヤクザ言葉が
突然飛び交うのは凪子先生もさぞかし驚かれたでしょうね( ´ー`)


とまぁ、ざっと中身を紹介してみましたが
さくさく読める楽しい漫画ですので少しの時間ですぐ読破できるかとは思います。
但し、人によりけりではありますがたまに爆笑してしまうところもありますので
電車内など人の多いところで読むのは気をつけたほうがよいかもしれません。
自分は自宅で読んだのでそんな遠慮はなしで笑わせてもらいましたがね。

さぁ、この「日本人の知らない日本語」に興味を持たれた方
書店か若しくは周囲でこの本を持ってる人を探して買うor借りてみましょう!!

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03.11.00:44

まるで、カニコー。

ここ数日前に、調べ物をしていたとき偶然目にしたものなのですが
物凄く気になってしまったので後日、色んな書店を巡って探し求め購入してみました。


タイトル:セブン-イレブンの正体
著者:古川琢也+週間金曜日取材班
出版:株式会社金曜日
価格:1200円+税

この本を一言で表すならば告発本というのでしょうか。
そしてこの本が書店に並ぶまでにちょっとした問題が起こったのをご存知でしょうか?

昨年の12月ごろ、書籍取次の大手会社トーハンが配本をお断りしてきたそうです。
違法な書籍とかでもないのに何故配本できませんと拒否したのでしょう。
実は、セブン-イレブン・ジャパンの鈴木敏文代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)は
トーハンの出身者であり現在ではトーハンの副会長も兼任しているため
そういった告発本を扱うわけにはいかない、という理由らしいです。

そもそも雑誌とかでセブン-イレブンの批判な記事ってそうそう見ないものですね。
よく考えてみたら最大手のコンビニの告発記事を載せたら
ある意味真っ向から派手に喧嘩を売ってるようなものですから
翌日から雑誌や新聞など全てを店舗に置いてくれなくなることを恐れているのでしょう。


まぁ、そんな出来事もあったかの本なのですが主な内容として…

本部だけが儲かり、加盟店の利益は人件費とかを差し引いたら
ほぼ皆無になってしまうコンビニ会計の仕組み

加盟店オーナーが請求書を受け取れない現実、
請求書の金額とオーナー支払い金額に差額が生じるという不当なピンハネ疑惑

人気商品なのに手間隙かかる割に利益にならないという「おでん」の裏側

朝令暮改は当たり前、多くの注文をつけられた挙句使い捨てられる取引業者たち
(主にお弁当・おにぎり・パンなどの食品メーカーとか)に
正に24時間監視体制された状態で限界を超えても続けざるを得ない商品配送ドライバー

とある批判記事の印刷段階で記事削除若しくは改竄の圧力をかけてくるという
どこで計ってるんだか知らんが物凄いタイミングのよさ

全てのコンビニが24時間営業の必要があるのかと環境面からみての疑問と
深夜営業自粛の規制反対を謳う日本フランチャイズチェーン協会

意見を言いたくても本部の圧力で封じられる加盟店オーナーの意見


あとがきの代わりに、筆者がセブン-イレブン弁当工場にバイトとして潜入し
深夜シフトは休憩一切なしの7~8時間肉体労働という結構過酷な状況が
掲載されております。


まぁ、決して明るい内容とは言い難いものですが
普段利用しているコンビニの裏の顔を垣間見たという感じですかね。
もしかしたら他のコンビニでもセブンと似たような状況かもしれませんね…。

ちなみに、この本の帯に書いてあった言葉
「まるで、カニコー。」

なんてこった、あの蟹工船のようだと言われてますよ(;´Д`)


もし、こういった身近なもの・企業の見えない「顔」が知りたかったら
「セブン-イレブンの正体」みたいな告発本とか読むと結構面白いものですよ(・∀・)

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01.22.02:15

「天顕祭」

さて、今回は久々にレビューでも書いてみましょうかね。
(そういや、ここに移ってからは初だということに気づいたり)


相変わらずカメラマンの腕がイマイチなので斜めってる気もしますがキニシナイ方向で。

タイトル:天顕祭(てんけんさい)
著者:白井弓子
出版社:㈱サンクチュアリ・パブリッシング
ISBN:978-4-86113-921-5
価格:880円+税

ちなみにこれは漫画です、ノベルスとかじゃなくてすみません…_| ̄|○
(気を取り直して)まずは、帯の文字を拾ってみましょうか。

天顕祭が近づく。
ヤマタノオロチ伝説の息づく未来。
50年に1度の秘祭「天顕祭」の日が近づいていた。
咲は身を隠し、声を潜めてオロチの魔手から必死に逃れようとしていた。
鳶の若頭・真中はそうとは知らずに咲を雇っていた。
身の廻りで起こる異変…。
そしてある日、忽然と消える咲…。
運命にひきずられるように真中は、やがて天顕祭のおぞましい秘密を知る。


(。-`ω-)ん~、だいたいのあらすじはわかりそうかなぁ?
まぁ要するにだ、この物語は日本最古の歴史書・古事記に書かれていた
スサノオのヤマタノオロチ退治の話をモチーフにしたってことですよ。
といっても、ここではスサノオは悪役みたいな扱いをされており
オロチの君とクシナダ姫に主軸を置いたような内容でした。
ヤマタノオロチ自身はオロチの君の守護神みたいな役回りになっています。
でもクシナダ姫に選ばれた過去の娘は皆…、何とも言えぬ最期を迎えていたようです…。

最後まで諦めずにオロチたちと戦うという強い意志を持ち続けた咲。
行き当たりばったりの行動かと思いきや意外と策士で
実は最初から咲に惚れてたんじゃないのって感じの真中。
そして、50年ごとに姫を呼び寄せていたオロチの君の真の姿とは?

後半はどうも、夢の中と現実の間で話が進むので少しわかりにくいところもありましたが
こういう日本の古来の風習とか歴史・伝承を扱った作品って結構面白いので
個人的には好きな物語の部類かなぁって感じでした。
(日本史好きな人なら多分わかってくれるかと)

レビューが久々すぎたせいもあり、
イマイチ思うように文章にできなくて非常にもどかしいものですが
ちょっとでも興味を持たれた方、本屋さんで探して手にとってみてはいかがでしょうか?

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