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心の抽斗には、強烈にして鮮明なる記憶・何人たりとも不可侵である自由な思想が大事に仕舞われている。この世に唯一の、自分だけの心の財産を想いのまま文章にしてみよう。
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  • 04/26/11:20

03.16.02:57

優作ネタで書いてみましたよ(改訂版

元々はRO内での会話からでた設定なのですが
優作との出会いをそれなりの文章で書いてみましたよ。
但し、序文だけね。本文はまた後日ということで…。



優作が語る、懐かしき我が過去よ~Yusaku's early days

序章「満月を眺めながら」

今宵の空は曇りひとつなく、とても綺麗な満月が漆黒の空の中央に君臨し
まるでこの世の全てを支配しているかのようなとても静かな夜でございました。
プロンテラ大聖堂のとある一室でくつろぐ1人の修道士と1匹のタヌキ。
どうやら彼らは窓から見える満月を眺めながら葡萄酒を酌み交わしているようす。
(聖堂勤務者が酒飲むなとか、突っ込みは受け付けませんのであしからず)

「ん~、これは想像していた以上に芳醇で美味い葡萄酒ではないかっ
 優作よ、いったいこれはどこで手に入れてきた代物なのだ?」
修道士ともあろう者が、がぶがぶと酒を飲む姿はあまりにも異様に見えるものですが
この従者のタヌキはそんな主君の裏の顔などとうに熟知しているのでしれっとした顔で
「これは、故郷の姉からの仕送りです」と答える。
「お姉さん、か。流石は葡萄酒製造の業界に携わっているだけはあるな。
 本当に美味い酒を厳選し遠方の弟に送ってくれる、
 そんな気遣いのできる優しいお姉さんは滅多にいないぞ?」
久々に美味い酒にありつけたからか、修道士は珍しく上機嫌で従者の姉を褒めちぎっている。
「あのですね、実は先ほど請求書が別便で送られてきたんですが」
という従者の言葉が続いたのですが、修道士は酔っ払っていることをいいことに
請求書がどうこうなんぞの後半部分は全く聞こえていないふりをする始末。
まったくこの主君は、表と違って裏の顔はこんなだからなぁ…と、小声で呟く従者。


美味い葡萄酒だけあって彼らは少しずつ味わいながら飲んでいたのではありますが
その代わりに思っていた以上につまみのほうへ手が進んでしまったので
いつの間にか酒のつまみが尽きてしまい、既に酔っ払っていた修道士は従者に
「何でもいいからちょっとつまみを買ってこい」と命じたのですがほろ酔い気分の従者は
「この時間帯になるとどこも店は閉まっているので無理ですね」と間髪入れずに即答。
そして酔っ払っているのをいいことに従者はこう続けました。
「おいらはガキの使いじゃないんだから、そういう命令はお断りですよっ」
優作よ、君は昔に比べて可愛げがなくなったなぁ…、修道士は聞こえるように呟いてみる。
当然、従者は彼の主君ばりに聞こえないふりをして葡萄酒を飲んでいるのだが。


「じゃー、酒のつまみがないのなら面白い話のひとつでもしてもらおうじゃないか」
この修道士は普段、従者のタヌキに対して少々意地悪な命令などをしているのですが
また今回も厄介な難題なことを彼にぶつけてきたようです。

「う~ん、そうですね…。では貴方様と出会う前のおいらの昔話とかいかがでしょう?」
「あぁ、そういえば君が私の所に来る前のことは聞いたことがなかったな。
 よし、それならば早速聞かせてもらおうじゃないか。
但し、私が眠くなるようなつまらない話だったら、どうなるかわかっておるだろうな?」
「……。えぇ、重々承知しておりますよ」
相変わらず変なところで容赦ない主君であるとつくづく従者は思うのでしたが。


「では、どこから話し始めましょうかね…」
と、従者は夜空に浮かぶ王者然とした満月を見上げながら
蒼い月明かりの下でぽつりぽつりと話し始めたのでした。


3/17追記
すみません、最初に掲載した文章がどうにも納得いかなくて改めて書き直しました。
ほんの数十行書き出すのにこれじゃぁ、先が思いやられるなぁ( ´ー`)
まぁ、続きは気の向くまま不定期に書くことになるかと思いますので
期待せずにのんびりと待っていてくださりませ(・∀・)

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