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心の抽斗には、強烈にして鮮明なる記憶・何人たりとも不可侵である自由な思想が大事に仕舞われている。この世に唯一の、自分だけの心の財産を想いのまま文章にしてみよう。
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  • 05/04/14:08

07.08.00:35

笑える日本語再発見?

今回ご紹介する本は、つい最近まではどの書店で探しても
在庫なしの売り切れ状態になるくらいになったといわれる一品でございます。

 
タイトル:日本人の知らない日本語
著者:蛇蔵&海野凪子
出版:メディアファクトリー
定価:880円(税別)
ISBN:978-4-8401-2673-1


簡単に内容を説明しますと、日本語学校の教師である凪子先生と
外国人の生徒たちが繰り広げるとても愉快でしかも為になる話が満載だったりします。


中でも意外と知らなかったのはものを数える単位である助数詞だったりします。
例えば、枕は「1基、2基」 山は「1座、2座」 蝋燭は「1挺(ちょう)、2挺」と言うように
若しかしたら小中学校で色々と習ったのかもしれないけど
日常生活の中で割と頻繁に使うものしか憶えていなかったのかもしれませんね。

他にも敬語の区別とかもなかなか興味深いものがありました。
例えば、「差し支えなければ」と「恐れ入りますが」の使い分けのポイントって何でしょう?
凪子先生曰く、相手に断る余地をどれくらい与えるかの違いだそうです。

 高  差し支えなければ (相手は断ってもいい)
 ∧
 |  <相手の断る権利>
 ∨
 低  恐れ入りますが (へりくだっているがある程度強制力がある)


敬語は仕事上などでは常に活用せねばならないものですので
機会があったらビジネス系とかの敬語の本で勉強したほうがいいですよね…。
目上の方には粗相のないよう充分気をつけないとならないものですし。

ところで「頑張れ」って言葉は実は目下の者を励ます言葉であることをご存知でしたか?
目上の方に対して頑張れと言うのはふさわしくないそうでして
代わりに「お疲れの出ませんように」と言うのがよろしいそうですよ(・∀・)
目上の方には「ご苦労様」とは使わず「お疲れ様」を使うのと同じ要領ですね。


他にも思わず爆笑してしまうところとかもあったりしました。
自分の中で一番面白かったものとして
上品なフランス人で国に帰ればお家はシャトーというまさに本物のマダムな方が
まさかの任侠風な自己紹介を披露してしまうというギャップが凄すぎるの一場面もありました。
彼女は任侠映画マニアでして、任侠映画DVDを教科書として日本語を学んだとのこと…。
好きなものだからこそ憶えられたんでしょうね、でもドスのきいたヤクザ言葉が
突然飛び交うのは凪子先生もさぞかし驚かれたでしょうね( ´ー`)


とまぁ、ざっと中身を紹介してみましたが
さくさく読める楽しい漫画ですので少しの時間ですぐ読破できるかとは思います。
但し、人によりけりではありますがたまに爆笑してしまうところもありますので
電車内など人の多いところで読むのは気をつけたほうがよいかもしれません。
自分は自宅で読んだのでそんな遠慮はなしで笑わせてもらいましたがね。

さぁ、この「日本人の知らない日本語」に興味を持たれた方
書店か若しくは周囲でこの本を持ってる人を探して買うor借りてみましょう!!

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