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心の抽斗には、強烈にして鮮明なる記憶・何人たりとも不可侵である自由な思想が大事に仕舞われている。この世に唯一の、自分だけの心の財産を想いのまま文章にしてみよう。
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  • 05/04/02:00

03.11.00:44

まるで、カニコー。

ここ数日前に、調べ物をしていたとき偶然目にしたものなのですが
物凄く気になってしまったので後日、色んな書店を巡って探し求め購入してみました。


タイトル:セブン-イレブンの正体
著者:古川琢也+週間金曜日取材班
出版:株式会社金曜日
価格:1200円+税

この本を一言で表すならば告発本というのでしょうか。
そしてこの本が書店に並ぶまでにちょっとした問題が起こったのをご存知でしょうか?

昨年の12月ごろ、書籍取次の大手会社トーハンが配本をお断りしてきたそうです。
違法な書籍とかでもないのに何故配本できませんと拒否したのでしょう。
実は、セブン-イレブン・ジャパンの鈴木敏文代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)は
トーハンの出身者であり現在ではトーハンの副会長も兼任しているため
そういった告発本を扱うわけにはいかない、という理由らしいです。

そもそも雑誌とかでセブン-イレブンの批判な記事ってそうそう見ないものですね。
よく考えてみたら最大手のコンビニの告発記事を載せたら
ある意味真っ向から派手に喧嘩を売ってるようなものですから
翌日から雑誌や新聞など全てを店舗に置いてくれなくなることを恐れているのでしょう。


まぁ、そんな出来事もあったかの本なのですが主な内容として…

本部だけが儲かり、加盟店の利益は人件費とかを差し引いたら
ほぼ皆無になってしまうコンビニ会計の仕組み

加盟店オーナーが請求書を受け取れない現実、
請求書の金額とオーナー支払い金額に差額が生じるという不当なピンハネ疑惑

人気商品なのに手間隙かかる割に利益にならないという「おでん」の裏側

朝令暮改は当たり前、多くの注文をつけられた挙句使い捨てられる取引業者たち
(主にお弁当・おにぎり・パンなどの食品メーカーとか)に
正に24時間監視体制された状態で限界を超えても続けざるを得ない商品配送ドライバー

とある批判記事の印刷段階で記事削除若しくは改竄の圧力をかけてくるという
どこで計ってるんだか知らんが物凄いタイミングのよさ

全てのコンビニが24時間営業の必要があるのかと環境面からみての疑問と
深夜営業自粛の規制反対を謳う日本フランチャイズチェーン協会

意見を言いたくても本部の圧力で封じられる加盟店オーナーの意見


あとがきの代わりに、筆者がセブン-イレブン弁当工場にバイトとして潜入し
深夜シフトは休憩一切なしの7~8時間肉体労働という結構過酷な状況が
掲載されております。


まぁ、決して明るい内容とは言い難いものですが
普段利用しているコンビニの裏の顔を垣間見たという感じですかね。
もしかしたら他のコンビニでもセブンと似たような状況かもしれませんね…。

ちなみに、この本の帯に書いてあった言葉
「まるで、カニコー。」

なんてこった、あの蟹工船のようだと言われてますよ(;´Д`)


もし、こういった身近なもの・企業の見えない「顔」が知りたかったら
「セブン-イレブンの正体」みたいな告発本とか読むと結構面白いものですよ(・∀・)

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